森月美香のお父さんに
森月さん!
体育館の扉はたたき壊せば開きますが、美香さんの心は、ほほをたたいても開きませんよ。
なぜ美香さんが、あなたをここに呼んだかお分かりですか?
森月美香のお父さん 父親の私に恥をかかせようと・・・
ちがう!!
美香さんは、あなたに友達を見せたかったんです。
こんなに、たくさん友達をつくったのかと、あなたに誉めてほしかったんですよ。
美香さんは私に言いました。ずっと一人ぼっちだったって。
人生で一人ぼっちほど辛いものはありません。
でも3Bの美香さんは違います。
美香さんが見つけた宝もののような友達が彼らです。
途中略
下町でつましく暮らす人たちの子供です。
この中には、すし屋の子がいます。
下請けの町工場の子がいます。
旅芸人の子もいます。
イラクへ出征した父をまつ子もいます。
アルコール依存症の父を懸命に支える子もいます。
15才で、過労死の父を送った子も、ここにはいます。
あなたの子に比べればはるかに、つましい家庭の子達です。
でも、この子達が、美香さんを一人ぼっちから救ったんです。
どうぞ、感謝しなさい!
あなたは、我が子を愛しておられるでしょう。
一番我が子を愛しておられるでしょう。
だから、一番、一番、一番なんでも、あなたは一番をお命じになる。
そのあなたの愛し方が、美香さんを高い山のてっぺんに置き去りにしてるんです。
森月さん、人を見おろす高い山のてっぺんはさびしい所ですよ。
富士山のてっぺんは雪と岩しかありません。
でもここは、そお!、ここはすそ野です。
この子達は、すそ野の子です。
花のような子達です。
草のような子達です。
土のような子達です。
美香さんは、この子達を友達にしたんです。
友達、友達、友達、友達ですよー。
友達がいるから楽しんですよ。
一人で遊んで、何が楽しんですか。
友達がいるからこそ、春も楽しい、夏も楽しい、秋も、いやぁー厳しい冬だって。
友達がいれば、楽しい思い出になるんですよ。
美香さんが、見つけた友達は、美香さんと一緒に笑ってくれます。
美香さんと一緒に泣いてくれます。
そして、今度のように美香さんと一緒に、間違えてくれるんです。
そんな、すばらしい友達をこの子はあなたに、見せたかったんですよ。
おとうさん!!
おとうさん!!
美香さん成長しましたよ。
どうかこの子を、誉めてやって下さい。
そして、この子の思いを聞いてやって下さい。
<コメント>
上記言葉は、作者が金八先生を通して、子をもつ全ての親に伝えたいメッセージでだと思います。
感動の最終回でした。
金八先生そして3年B組のみなさんお疲れです。そして、ありがとう。
これにて、金八先生の名言シリーズはひとまず終わりです。
多くの方にアクセス、コメントをいただきました、本当にありがとうございました。
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